経営理念
「全員経営、全員リーダー」
鹿島商事の経営意思の決定は、年二回の会議(夏と冬)で行われています。
会議には全社員が出席し、会社についてのあらゆる情報が公開されます。
また、当番制度というシステムを設けております。
毎日日替わりで社員が各営業先の売上の集計を行ないますが、ただ数字を集計するだけではなく、
今月は目標が達成できるのか、経費と売上のバランスはどうなのか、
どのような商品が売れているのか、商品注文はあるか、など売場である現場と密接に連絡をとり、
会社全体の経営状況を知ることができるシステムとなっています。
このように、新入社員であっても社長と同じ情報を共有できますので、
いち経営者として会社の方向性について考えることができるのです。
「人材ではなく人間を求める」
渡り鳥がなぜ集団で地球の裏側まで飛んでいけるか知っていますか?
小さいころから飛ぶ訓練を必死ですることによって、
からだで気流を感じることができるようになり、
その結果、能力に関係なく未知の世界でも集団全体で海を越えることができるのです。
天才的な能力をもつ人材を求めてはいません。
一人の優れた人材より、全員の努力による組織力で鹿島商事は成り立っています。
社員全員が徹底的に、ひたむきに仕事にうちこむことで、
個々の能力に関係なく、全員でどんな時代の波も越えることができる、
全体のレベルをあげていくことができると鹿島商事は考えます。
鹿島商事の歩み、そして未来
鹿島商事 設立の原点
鹿島商事を知る上で、設立の原点は大きな意味を持っています。
創立者の鹿島が十代の頃に出会った人物の話にショックと感動を受けたことが始まりでした。
―固定観念を捨てて、何のしがらみも無くなった時、本来の流れが見えてくる―
この話を知識として頭で捉えるのではなく、どのように体得するのかが大きな課題と
なっていた鹿島は、当時、稼業を手伝っていました。
そして、この仕事を徹底的にやりぬく事で、自分のイズムや哲学などの固定観念を
捨てるまでに至り、その結果見えたものがありました。
会社をおこし大きくしすぎると国営化、国営化して採算がとれなくなると民営化、
民営化するとまた拡大していく・・・
国営化すれば社会主義、民営化すれば資本主義。
よって、資本主義と共産主義は規模の違いにすぎないのではないか。
共産主義の考えは、必然的に資本主義は崩壊して全て社会主義になるというものだったが、
逆に資本主義は市場規模を拡大して伸びていった。
それは共産主義がインフレと金融生産というものを理解していなかったからだ、と。
これらのことが見えた時、適性規模という考えが確立しました。
「適性規模を守れば不景気に左右されない一つのシステムがうまれる」
鹿島商事ではこの適正規模を年商100億としています。
年商100億以内の規模であれば、インフレ・金融操作の波をのりこえて
永遠に会社を存続させられると・・・
そういったシステムをつくりあげる目的、それは―
浮き沈みの激しいこの世の中でも生き抜ける力をもつ会社、この場所で働く社員の生活の充実。
ひいては、こういった会社が増えれば、社会そのものを豊かにする。
これが鹿島商事の原点です